ズワイガニのテスト投稿の記事を書きながら、ぼんやりとこのブログにどんな記事を書いていこうかと考えた。
山口県の今に必要な記事…このコロナ禍の中で読者の気持ちがちょっとでも明るくなるような記事をと思い、カニのような小話、山口の面白い名所……いろいろと考えたが、結局「外出自粛」「ソーシャルディスタンシング」「人にできるだけ会わない」世の中で、気晴らしに観光名所に行こう! などとは口が裂けても言えぬ、言ったが最後、自粛警察とやらが飛んできて、まだテスト投稿しかしていないこのブログが燃え上がってしまう。(燃え上がるほどの燃料もないが)
そうだ、私の住まう岩国市の発信する「岩国エール飯」のテイクアウトを記事にしてみてはどうか? 私はすぐさま自分の居住区である岩国玖北地区のテイクアウト販売を行っている店舗を探すことにした。
ない。
検索結果0件という結果であれば、「ああ、玖北地区は山の中だし、仕方ないな」とまだ納得は行くのだ。しかしそれ以前の問題だった。場所のカテゴリに「玖北地区」または「岩国北部エリア」または「岩国山代エリア」の表記すら無いのだ。
『まいれぷ』という誤字に少しばかり気を取られつつも、玖珂町・周東町などの『など』にリンクが張られていないか、こういう地味な場所にリンクが張られていることも稀によくある事だと思い確認するも、その淡い期待は無情にも砕かれ、想像を絶する悲しみがよりーねを襲った。
さらに「まいぷれ」という情報量が豊富なサイトにジャンプすると前述の岩国エール飯のサイトよりも多くの検索結果が得られるとのことで、そちらも見てみたが、やはり我が玖北地区の店舗どころかエリア表記すら無い。代わりにお隣の県であるはずの大竹市の情報や隣接の柳井市の情報が載っている。岩国市の情報のはずなのに大竹と柳井が備わり最強に見えるが、逆に玖北エリアを追記すると頭がおかしくなって死んでしまうのだろうか。
岩国玖北エリアは旧錦町、旧美川町、旧美和町、旧本郷村からなるエリア。
確かに山間部で店自体も少ない。飲食店もまた然り。
しかしカテゴリすら設置されないのはとても悲しい。
玖北出身であるよりーねちゃんにとってなかなかに破壊力ばつ牛ンである。
岩国市の代名詞と言っても過言ではない『いろり山賊』も5月31日まで休業。
普段からテイクアウトで猪肉の串カツ、通称「シシカツ」や、おむすび、牛めしなどを販売していた道の駅、ピュアラインにしきも現在閉鎖中で、確かにテイクアウトのお店は玖北地区には存在しないかもしれない。
しかし、カテゴリにすら表示されないのはどういうことだ。端から「玖北エリアにそんなお店あるわけない」と最初からあきらめられているような気がしてならない。
一軒くらいはあるだろう。そう思い、Googleマップを開き、テイクアウト可能な店を検索するも、玖北エリアに立った赤いピンはすでに閉店してしまった旧錦町の寿司屋『なにわ寿司』のみである。『なにわ寿司』を失うことは玖北エリアにとって致命的な致命傷だったのかもしれない。
控えめに言っても『山間部の限界集落』である玖北エリアだが、よりーねちゃんにとっては生まれ育った素敵な山間の素敵な地域なのだ。
コロナ禍が落ち着き、ピュアラインにしきや山賊をはじめ、各旧町村のドライブインなどが営業再開した折にはぜひ足を運んでほしい。そして、店内飲食はもちろんのこと、テイクアウトを利用して大自然の中でピクニックを楽しいでほしい。
玖北エリアに観光客が少しでも増えると、よりーねちゃんの喜びは有頂天になるだろう。