最近、ぽち袋の新デザイン「金魚ちょうちん」を作った。
『よーけはいっちょりゃあせんけーね』
要するに『たくさん入ってはいないよ』
これまでの『ぶちええもんがはいっちょるよ』に対し、内容物の価値のハードルを下げる方言である。
金魚ちょうちん君はどこか焦点の合わない目で100円硬貨を握りしめて(?)いるが、5円玉などを入れても許される。なんなら飴ちゃんでも許そう。よりーねちゃんが許す。
さて、そんなよりーねちゃん特製の山口ぽち袋だが、実は結構作るのがたいぎい。
「大変」なのだ。
まずは出来上がったぽち袋テンプレートデータをプリンターで印刷する。
テンプレートデータを編集するのも楽な作業ではないし、実は今回作成するにあたってPhotoshop大先生の酷い仕様のためテンプレートのデータを一から調整しなおす羽目となった。Adobeシステムの方々に置かれましては旧バージョンで作成したデータを印刷実行するとアプリが強制終了するバグを早く修正してほしい。新しいバージョンが出るたびに作り直すのは勘弁願いたい。
ダイソーで手に入れた300円商品の裁断機は今やこのぽち袋作りのエース的存在である。
最大で5枚一気に裁断できる。
この裁断機が来るまでは一枚一枚ハサミやカッターで折り紙大に切っていたのだ。
よりーねちゃんの肩? もちろん翌朝にはバッキバキだ。箸より重いものは持てないの。
よりーねちゃんはこの裁断機を開発した人とこの価格で販売するダイソーに惜しみない賛美を送りたい。なんなら作ったぽち袋と山口土産をつけてもいい。豆子郎とか。
r.gnavi.co.jpさて、裁断が終わったら折図の通りにきっちり折って、糊で張り合わせる作業だ。
この時、かなりきっちり折るので爪が結構痛む。さらに、指先の水分を持って行かれるので直後に買い物に行った時などにはビニール袋の口がなかなか離れてくれなくてイライラする。作業後はいい香りのハンドクリームでマッサージを……という女子力は指先の水分とともに抜け落ちているので手はカッサカサのままだ。
この作業、もちろん肩にくる。
ここからさらにいらない部分をハサミで切り落とし……(肩にくる)
さらに切り落とし……(肩にくる)
糊で袋の底を張り合わせたら……(肩にくる)
やっとこさ完成である。
よりーねちゃんの肩はもうバッキバキオブバッキバキだ。
しかし、このぽち袋を手に取って『これええね』とか、『またこれ買いに来たんよ』とか『このシリーズwww好きwwwブフォ』と言ってくれる人がいると、肩がいくら変な音を立てようとも、サロンパスと数日お友達になろうとも「また作ろう」という思いになるのだ。
読者の皆様には『推しクリエイター、作品』があるだろうか。
もしいる、もしくはあるのならば『好き』や『また見たい』『欲しい』を恥ずかしがらずに伝えてみてほしい。
よりーねちゃんに限らず多くの『作る人』はこの声を糧に頑張れるのだ。
『大好きと言ってくれる人がいるなら、えんやこーら』
こんなんで、よりーねちゃんは肩をバッキバキにしながらノリノリでぽち袋制作マラソンを続けられるのだ。

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